リハビリをサボるとどうなる?辛くても面倒くさくてもしないといけない理由

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手首複雑骨折から3ヶ月が経ったおっさん、嘉太郎です。

前回の記事
骨折から1ヶ月、意外と辛いリハビリ【手首骨折体験記】 | ぎゃふべろ雑記 (1122iifuufu.com)
上の記事でもリハビリが必要な理由については書いたのですが………書いたのですが理解していなかった!
というより、リハビリを頑張らなくてはいけない理由が他にもあり、そちらを知らずにリハビリをサボっていました。
今回は骨折をするとなぜリハビリが必要になるかパート2と骨折から3ヶ月の現状報告です。

リハビリが必要な理由(おさらい)

リハビリが必要な理由は”関節を元通りにするため”です。
骨折すると体内では死んだ細胞の掃除やバラバラになった骨を元の位置に戻し、それが終わると骨の癒合が始まります。
手首であれば2~3週間ほどで骨が仮止めのような状態になるので、そこからリハビリ開始です。
骨が仮止め状態になるまでの間はギプスで完全に固定しなくてはいけないので、その間は関節がまったく動かせません。
人間の身体は”使っていないと使えなくなる”と言われます、ようはサボればそれだけ怠けるので、
身体くん「お?関節動かしてないやんけ、これ必要ないんちゃう?もう動かさんくてええやろ」
という感じで関節が動かなくなるのです。
とはいえ治療中に動かしてしまえば正しい位置で骨が固定されず、関節が変に曲がってしまうので固定が優先です。
骨がくっつき固定が外れるとようやく関節が動かせるので、固まってしまった関節のリハビリが始まります。
完治する前の骨が脆い状態なのでまだまだ危険な状態なのですが、傷病部が痛い時期からリハビリを行うと回復が早まるのでこの時期からリハビリがスタートするそうです。

骨折すると自然に元通りにはならない

まずは全治2ヶ月と診断され、3ヶ月が経った僕の腕をご覧ください。

骨折した手の曲がり具合
骨折から3ヶ月が経った左腕

右腕と比較すると

健康な手の曲がり具合
無事な右腕

本当に分かり辛くて申し訳ないのですが、並べて曲げると明らかに左腕のほうが曲がっていません。
なぜこうなってしまったのかと言うと、リハビリを結構サボっていたからです。
最初の頃は真面目にしていたのですが、しばらくすると腕も段々と自然に動くようになってきたので、このまま日常生活を送っている内に自然と治るだろうと思っていたのですが、先日、骨折経験者から「ちゃんとしないと元に戻らない」と言われ焦りました。
ここ1週間は意識してストレッチをしているので少しはましになったほうです。

骨折しても、骨自体は固定し安静にしていれば治ります。
ですが治すために腕を固定するので腕の機能が衰えます。
そして衰えた腕を元に戻すためにリハビリが必要になります。
”骨折の治療”なので骨がくっつけばそれで終わりかと思いきや、そこから始まる長く辛いリハビリの方が治療のメインという感じです。
僕は見事に挫折してこのざまです。

お年寄りが骨折するとリハビリを頑張る元気がなく、機能が回復せずにそのまま寝たきりになり亡くなられるというパターンは非常に多いようで、それだけリハビリは大変で重要だということですね。

リハビリをサボった30代男性の現状

日常生活に支障は無い程度には回復したのですが、やはり手首が思うように曲がりません。
胸ポケットの物の出し入れがし辛かったり、力を入れると少し痛みます。
左手を地面に着くとかなり痛いので腕立てが出来ないことや、うつ伏せから起き上がるのが難しいのは不便かもしれません。
という感じでリハビリをサボった結果、全治2ヶ月のところを3ヶ月経っても元通りにはならず、焦ってリハビリを再開するも完治には程遠いといった状況です。
くれぐれもリハビリはサボらずに治す努力は怠ることのないよう、お気を付けください。

治療中に少しでカルシウムを摂取しようと食べていたウエハースです。
結構甘くて美味しいので、普段のお菓子をこれに置き換えるだけで罪悪感が和らぎ健康的な気分になれます。