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専業主夫として頑張ってくれていた嘉太郎が職業訓練に通い始めたので、少しは家事を頑張ろうと思っているヴァイ子です。
思っているだけで、今日も嘉太郎に三食作ってもらってしまいました。
今はトリプルワークで家にいる時間が少ないことを言い訳にして家事を全くしていませんが、こう見えて3ヶ月専業主婦経験はありますし、4ヶ月前までは一日3時間程度パートに出るだけでメインは主婦業でした。
そこまでブランクはないはずですが、嘉太郎の方が上手に家事をこなしてくれるのでついつい甘えてしまいます。
今回はヴァイ子がフルタイムで働く上で派遣社員を選んだ理由と派遣社員のメリットをお話していこうと思います。
フルタイムで働くきっかけ
もう少し働く時間を延ばしたい、このまま社会経験が空いていくことが怖いと思っていたヴァイ子。
しかし嘉太郎からは扶養内で働いてほしい(会社に言うのが面倒くさい)と言われていたことと、家事との両立に自信がなかったため、漠然と求人情報を眺める毎日でした。
そんなある日、残業を終えて遅い時間に帰ってきた社畜嘉太郎が一言。
「仕事辞めていい?」
残業と休日出勤があまりにも多く、嘉太郎の身体が心配だったヴァイ子は大賛成。
嘉太郎には辞めてもすぐ仕事を探さずしばらくゆっくりすればいい(すなわち家事はしてくれ頼む)と言って、フルタイムの仕事探しがスタートしました。
ライフプランから派遣を選択
そうは言っても妊活中のヴァイ子。
さすがに就職できたとしても、もしすぐに妊娠したらすぐ産休育休には入らないといけない。
そうなると職場にも迷惑がかかるし自分もいづらくなるのは目に見えています。
働きたいけど妊娠もしたい。
こんなワガママを叶えてくれるのが派遣会社でした。
派遣ならもし妊娠しても契約を更新しなければ良いだけだし、自分も派遣先もお互いに割り切って仕事ができます。
そもそもの派遣社員のメリット
今回ヴァイ子は「いつ妊娠・出産のためにリタイアしても良いように」という理由から派遣という働き方を選びましたが、15年前も派遣で働いたこともあり、派遣で働くメリットを上げていきます。
派遣会社に登録し、希望条件を伝えると営業担当の方が仕事を探して紹介してくれます。
自力で探す場合はハローワークへわざわざ行くものの希望の仕事もなく落胆して帰ったり、ネットだと希望以外の条件の仕事も容赦なく表示されたりして厄介です。
しかし派遣の場合は仕事探しの努力がゼロです。
ヴァイ子は15年前にお世話になった担当さんに連絡をして条件を伝えました。
市内で片道車で20分以内の距離、9時からの勤務で事務職というワガママな条件でしたが、ちょうど当てはまる仕事があったので翌月からの勤務が即決定しました。
実際は8時からスタートの職場ですが、9時からでも良いように話をしてくれましたし、何よりも人気でなかなか空きのない事務職がすぐに決まったのがありがたかったです。
基本的に派遣社員は遅刻や早退、休みは全て派遣の営業さんに連絡するし、辞めるときも営業さんに伝えます。
もし仕事が合わなくてすぐ辞めたくなったとしても、営業さんに相談すればうまいこと言って角が立たないように辞めさせてもらえます。
しかも新しい仕事を次々紹介してもらえたりもします。
仕事がスタートしてちょっとした愚痴や弱音を吐きたくなった場合も営業さんが話を聞いてくれます。
入社したてのときって、まだ同僚の人となりも分からないので誰に話せば良いか分かりませんが、派遣の場合は営業さんが何でも親身になって話をきいてくれるし、変な噂が立つ心配もありません。
ヴァイ子は営業さんとは15年前に仕事をしていた期間+その後もたまに会って話していたりもしたので、信頼関係もすでにできていたので特に気楽です。
更にたまたま入った職場がヴァイ子に合っていて、仕事内容は難しいけれども人間関係や雰囲気が良かったので、難しさにちょっと弱音を吐くことはあっても愚痴ることは一つもありませんでした。
社員さんの丁寧で優しい指導や営業さんの励ましのお陰で、難しいけれども経験を積むチャンスと思ってどんどん挑戦していきたくなりました。
もし難しくてできないと思った場合でも、営業さんに相談すれば派遣先に仕事内容を変えてもらえるようにお願いしてもらえます。
派遣社員は派遣先の企業で働けるのは最長三年と決まっていますが、一定期間経過したのちに派遣先に直接雇用してもらえる紹介予定派遣というものがあります。
また、紹介予定派遣でなくても、企業によっては実績を積めば直接雇用の可能性もあります。
営業さんに甘えながらしっかりとトライアル期間に会社の様子を見ることができるので、いきなり正社員で入社してから「こんなはずじゃなかった」という事態を免れることができます。
派遣と正社員では仕事量や責任の重さは違うので、直接雇用になった途端に仕事内容がハードになるかもしれません。
しかし、トライアル期間に職場の雰囲気に慣れていたりするので、それだけでもかなり違うのではないでしょうか。
仕事って、仕事内容よりも人間関係の善し悪しが一番モチベーションに繋がると思います。
今のヴァイ子のケースでのメリット
次に妊活中のヴァイ子にとってのメリットをあげていきます。
数ヶ月おきの更新なので、もし妊娠して途中で辞めることになっても更新しなければ良いだけ。
派遣先企業もそこまで派遣社員に期待はしていませんし、誰にでもできる仕事をふってくれます。
誰にでもできる仕事なので、例えヴァイ子が辞めてもまた別の派遣社員を探せば良いだけです。
(すごく無責任な言い方ですが、企業側だっていつでも切り捨てられるように派遣を雇っていますものね)
これがもし直接雇用だったら、入社してすぐ妊娠かよ!何しに入社したんだ!と白い目で見られかねません。
そうやって育休明けにいづらくなるよりは、最初からお互いに割り切って働く方が気が楽です。
(こう考えると、やっぱり仕事のモチベーションは人間関係ですね)
派遣社員でも条件を満たせば産休・育休が取得でき、なおかつお手当もいただけます。
条件とお手当は以下の通り。
- 出産育児一時金
国民健康保険や会社の保険に入っていると、子供一人につき42万円支給されます。
配偶者の扶養に入っていてももらえます。 - 出産手当金
産前6週間から産後8週間までの間、一日につき標準報酬日額の3分の2に相当する額が、出産手当金として支給されます。 - 育児休業給付金
雇用保険に1年以上加入していると支給されます。
産後8週間以降から子供が1歳になるまでの間、育休前賃金の67%が支払われます。
育休開始181日以降からは50%になります。
大事な条件は二つ!
- 同一の事業主に引き続き1年以上雇用されていること
- 子供が1歳6カ月になる日までに労働契約の満了が明らかでないこと
つまり、1年以上同じ派遣会社で働いた後に産休・育休をとり、育休明けも同じ派遣会社から派遣されて働けば良いということです。
育休前とは派遣先が変わるでしょうし、ヴァイ子は今の職場が気に入っているので少し惜しい気はしますが、また次はどんなキラキラオフィスに派遣してもらえるだろうと楽しみでもあります。
こちらでも書きましたが、バイトの旨味を知ってしまったヴァイ子。
フルタイムの仕事を始めたからバイト辞めまーす!とはなれませんでした。
正社員の場合はバイト禁止の企業は結構あるそうですね。
ヴァイ子の派遣先企業もバイト禁止だそうです。
しかし派遣は結構自由!!
ヴァイ子は仕事スタート前に営業さんに相談したところ、「全然オッケー!バイトしてる人他にもいるよ!」と言っていただきました。
お陰でどの勤め先にも迷惑をかけずに済んだし、収入も増やしていけます。
まとめ
年収や福利厚生を考えると正社員での就職の方が良いことは分かりきっていますが、ヴァイ子の現状では派遣が一番オイシイとこ取りができます。
- 仕事探しも職場でのトラブルも全て営業さんに丸投げできる
- 妊娠しても去りやすい
- 産休・育休のお手当ももらえる
- バイトも自由
働きたいけどそれ以上に妊娠したくて仕方のないヴァイ子としては、思いつく中で最もストレスフリーな働き方です。
満足いくまで子供を産んで育児を終えた暁には、派遣で気に入った企業と出会えたら直接雇用を狙っています。
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