チョコレート嚢胞手術記録①

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しばらく投稿をしてなかったヴァイ子です。
なぜ姿を消していたかというと、チョコレート嚢胞の手術のため入院していたからです。
ヴァイ子にとっては人生初の入院&手術だったことと、これからチョコレート嚢胞の手術を受ける方の参考になればと思い、今回の体験を記録していこうと思います。

チョコレート嚢胞とは

チョコレート嚢胞、何だか美味しそうで魅惑的なネーミングですが、子宮内膜症の一種のことをいいます。
普段は生理で排出されるはずの血液が卵巣に溜まり、チョコレートのような形をしているためそう呼ばれているそうです。
重たい生理痛や排便痛などの症状があり、ずっと放っておくと捻転を起こしてとんでもない激痛に見舞われることもあるとのこと。おお・・・恐ろしい・・・。
ちなみに原因ははっきりと分からないらしく、生活習慣等とは関係ないみたいです。
チョコレートを毎日食べているヴァイ子は病名を聞いたときに、もしかしたらこれが原因なのではないかとびびっちゃいました。全く関係なくて良かった。

ヴァイ子がされた診断

子作りを始めたもののなかなか妊娠しないため、産婦人科へ検査に行ったところ、右卵巣がチョコレート嚢胞だと診断されました。
それに加えて子宮筋腫もありましたが、今のところ妊娠には問題ないとのこと。
それよりもチョコレート嚢胞が不妊の大きな原因だろうと言われ、手術を勧められました。
手術はおろか、入院すら経験のないヴァイ子。
冷静ぶって「はぁ・・そうですか・・・」と素直に受け入れてみましたが、心の中では逃げ道を必死で探していました。
素直に受け入れているだけでやる気を感じられなかったのか、お医者さまは援護射撃をしてきます。
「お腹にちょっと穴開けるだけの簡単な手術です。三日で退院してすぐ社会復帰できるから。さっさと手術して妊娠しなさい!」
なるほど!!妊娠が目的なら手術も妊活におけるエクササイズの一つ!さっさと手術して年内に妊娠しちゃいたい!!と一気に乗せられました。
受診した病院では残念ながら腹腔鏡の手術はしていないため、近所の病院を紹介してもらいました。

入院までの通院

紹介された病院を早速受診、先生とご対面。
紹介元の先生はかなりイケイケのオラオラでしたが、こちらの先生は優しくて丁寧そうです。
腹腔鏡手術の説明をしていただきました。

お腹の四カ所に小さな穴を開けて、そこからチョコレート嚢胞を剥がすものです。
開腹手術と比べて負担はものすごく少ないし、五日間の入院で済みます。

とのこと。

ん??五日間の入院??

まあ、そうですよね。手術なのでそれくらい入院しないといけませんよね。
紹介元の先生、きっとヴァイ子にやる気を出させるために若干盛って話したのでしょう。
何にしてもやる気になったので良いです。

その後も入院日までに三回通院しました。
一回目は血液や心臓の検査と入院の説明、二回目は麻酔科の先生からの説明、三回目はPCR検査でした。
手術すると腹を決めても不安なものは不安。
しかし病院へ行く度にスタッフさんが明るく優しく説明してくださったので、徐々に不安はなくなっていきました。
レントゲンの技師さんがアンナチュラルの窪田正孝さんみたいだったり、麻酔科の先生がラジエーションハウスの窪田正孝さんみたいだったのもポイント高かったです。窪田くん好きです。
何度も通院するのはちょっと面倒でしたが、入院までに少しずつ病院に慣れることができて安心しました。

入院スケジュールと持ち物

五日間の入院の内容


1日目:おへその掃除、手術部分の毛のカット、二日以上便秘の場合は浣腸、22時以降は絶食
2日目:朝7時に浣腸、10時以降は絶飲食、13時頃より手術、以降はベッド上で過ごす
3日目:朝食が重湯から開始、尿の管を抜いて自力で排泄、歩行、点滴終了
4日目:シャワー可能、食事は普通食に
5日目:診察、退院

こうやって見るとすごく退屈しそうです。
ベッド上で過ごすことが多そうですね。
続いて持ち物です。

持参するもの

・洗面、洗髪用品
・食事用品
・着替え
・ティッシュ
・シューズ
・携帯の充電器
・おむつ

ヴァイ子はこれに加え、ペーパータオルとウェットティッシュ、インスタントコーヒーと紅茶ティーバッグ、ヘアアイロン、そして退屈に備えてタブレットと溜め込んだ家計簿を持っていきました。

入院当日

入院当日は10時までにチェックイン(あえてこの表現にさせてもらいます)しなければなりません。

入院日はさほどすることはなさそうなのに、こんなに早く入らないといけないなんて嫌だなあ・・・。
ひとまず入ってから間食と外出の許可を貰って、近所のパン屋でイチゴサンドを買って動画を見ながらゆっくり食べよう。

と悠長なことを考えながら山のような荷物と共に病室に案内されました。
一通り病棟内の説明を受けた後に間食と外出の確認をしたところ

「間食は構いませんが外出はご遠慮ください。退院まで外出は一切禁止です。そのためのPCR検査と面会禁止なんです」

と結構強めに言われました。た、確かに・・・。しょんぼり。
オヤツへの強い執着が伝わっていたのか、病院内は自由に動いて良いので売店のお菓子でも良ければと提案してもらえました。
早速売店でトッポ、ラスク、パウンドケーキを買って、動画を見ながら自堕落に過ごしていました。
その間の来室者は病棟師長、事務員、オペ室看護師、薬剤師、執刀医、回診、担当助産師と、それなりにせわしなかったです。
油断してベッド上でうたた寝しているときにノックされ、慌てて飛び起きることが何度もありました。

さて、1日目の食事です。
昼食

1日目の昼食

若鶏のカレーグラタン、変わりゴマ味噌和え、味噌汁、果物です。
入院のしおりにも書いてありましたが、基本薄味です。
あまり・・・あまり食べた気がしない・・・!!
というか、美味しく感じませんでした。
これはもう売店に頼る生活になりそうです。

そして夕食。

1日目の夕食

天ぷら、天つゆ、辛子醤油あえ、トマト、ドレッシングでした。
いや、意外と美味しい!!
昼食で落胆しただけに感動です。
毎食当たり外れがあるのでしょうか。
ひとまず今回は美味しく全部平らげました。

夕食後はコーヒーを飲みながら少しのお菓子をつまみつつ、動画を見て過ごしました。
決して体はしんどくないのに養生させてもらうという、罪悪感と義務感の狭間で揺れながら入院1日目は無事に終わりました。

続きは後日!!