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友達から軽く体外受精を勧められたので軽く自分もしてみようと思って進み始めているものの、内心びびっている臆病者ヴァイ子です。
うまくいったケースばかり目につくので前向きになってはいますが、相変わらず「うまくいかなかったらどうしよう」とか、「もうすでに使い物にならない卵子だったらどうしよう」とか、「内診とか注射が痛かったらどうしよう」とか不安になっています。内診だの注射だのってもう今更な感じはしますが、嫌なものは嫌です。
今回は病院へ体外受精希望の申し込みをし、予約受付までの流れを記録していきます。
これまでの経緯はこちら。
まずは病院選び
不妊治療を行っている病院はそこそこにありますが、体外受精は限られてきます。
ぎゃふべろ夫婦は幸いにも車で1時間もあれば病院を選べる場所に住んでいるため、特に評判の良い病院を選びました。
これから身体に合わせて通わないといけないので、近いことがとても助かります。
昔は県外から飛行機で通い、それでも授かれないケースもあると聞きます。
それを思うと、保険適用で車で気軽に行けるなんて大変恵まれていますよね。
今後の仕事への影響も考えると、丸一日休まなくても遅刻や早退で済むことがありがたいです。
申し込みの電話
日中はヴァイ子は仕事のため、嘉太郎に申し込みの電話をお願いしました。
正確にはヴァイ子も嘉太郎も予約をするつもりでいました。
ところが体外受精はデリケートな治療のためか、まず電話の時点では申し込みという形で承られたそうです。
体外受精を希望する旨を伝えると、名前・住所・連絡先を聞かれ、住所に書類一式が送られます。
書類に目を通して必要事項に記入し、体外受精の説明動画を視聴後に同意のもと、予約をすることとなります。電話で予約をしてすぐ受診というつもりでいた身としては、もうこの時点で心折れそう・・・
やはり命を授かろうとしているプロセスなだけに、予想以上に面倒くさいのは当たり前の試練だよね!
こんなことで面倒くさがってちゃ子供なんて産めないよねと、一つの試練と受け止めていきます。
書類及び動画の内容
かなりの枚数の書類で気が遠くなったため、まずは夫婦で動画から視聴。
動画の内容は体外受精の仕組みなどの説明です。
自然妊娠ではどのようにして受精するか、その上で体外受精ではどのようにして受精して妊娠するかということが動画で説明されます。
普段見る動画がYouTubeの飲み動画や旅行動画のため、そちらに慣れているととっても退屈な動画に感じます。
ナレーションも事務的で、いかにも治療を始めますって感じがします。
体外受精を勧めてくれた友達のキラキラ感とは何だか様子が違うなァと思いながらも、この陰鬱な感じを乗り越えて子供ができればあっちのキラキラゾーンに行けるのでしょうか。
動画の最後に「体外受精をするからといって、必ず妊娠するとは限りません」と釘を刺されたので、ポジティブ具合を試されているのかもしれません。それくらいに何だか重苦しいです。
ぎゃふべろ夫婦は通院距離や費用の面でもものすごく恵まれているからそう思うのでしょう。
きっと保険適用前に県外通院という環境だったら、この動画と同じテンションで思い詰めてるだろうなと思います。
恵まれていることを自覚して、ポジティブに治療に励んでいかなければいけません。
書類の内容
書類は沢山ありますが、基本的には動画の内容を文書化し、同意書を添付したものです。
それでも3項目の説明に目を通し、同意書に記入しなければいけません。
念を押しておかなければならない、大事なことなのでしょう。
3項目はこちらです。
- 体外受精・胚移植の実施に関する説明書
- 顕微授精の実施に関する説明書
- 胚・卵子・精子の凍結保存に関する説明書
その他資料を見る限り、この3つは技術料がかなりかかる項目みたいなので、これだけ念入りなようです。
その他には事前検査や予約、スケジュールの案内等が入っていました。
こちらは受診してからスタッフさんと話し合いながら進めていくような内容のものです。
ただ、「不妊治療の中止の依頼書類(見本)」というものもあり、不妊治療のヘビーさが垣間見えます。
うう・・・こんな一枚の紙切れで不安がってちゃいけませんね。
予約完了
再度、嘉太郎に予約の電話をお願いしました。
二人とも仕事や学校があるため土曜日を希望したところ、約三週間後の土曜日に予約がとれました。
あわよくば次の土曜日にでもと思っていましたが、混んでいるものですね。
初回受診の所要時間は30分ほどで、ヴァイ子の検尿と採血があるそうです。
気負いすぎず、デート感覚で受診してきます。
土日はバイトばっかり行ってるので、受診といえども嘉太郎と一緒にお出掛けできるのは楽しみなんですよね。