株主優待が人気だけど来年で優待制度が終了する銘柄【オリックス】

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2024年3月の実施分を以て株主優待の廃止が決定しているオリックス。
各種優待割引と優待カタログ、株主優待廃止後に考えられることについて書いていきます。

やる気マックス嘉太郎です。
今回は僕が保有している株、オリックスについてです。
過去記事も読んで頂けると嬉しいです。カタログから選ぶオリックスの株主優待「ふるさと優待」 | ぎゃふべろ雑記 (1122iifuufu.com)

オリックスとは

証券コード8591 オリックス
2023年1月6日の株価は2,100円

金融、自動車リース、不動産、生命保険など様々な事業展開しており、多角化経営によるリスク分散と年間売り上げ2兆円、さらには55年間黒字経営というとんでもない優良企業です。

オリックスの株主優待の内容

株主優待の権利日は3月末、内容は「株主カード」と「ふるさと優待」の二つになります。

株主カード

株主カード

カードとは言っても正直「表面ツルツルの紙」です。強度には不安しかありません。
提示することによって様々なサービスを受けられます。

  • 経営しているホテル、旅館の優待割引
  • オリックス・バファローズ主催一軍パ・リーグ公式戦・交流戦の当日券をBsCLUB有料会員前売価格で、株主カード提示につき4枚まで購入可能
  • 京都水族館・すみだ水族館・新江ノ島水族館、入場料金10%OFFにてご利用いただけます。
  • レンタカー基本料金30%OFF(北海道・沖縄(本島) は、基本料金50%OFF)

ホテルは5~15%割引きなので中々お得だと思います。レンタカーは沖縄(本島)が50%OFFとのことで、色んな観光地を回ろうと思うとレンタカーが必須な沖縄で、50%OFFなのは太っ腹ですね。
レンタカーの注意点としては、”基本料金”なので保証込みの料金を他社と比べた場合、安いとは限らない点です。保証の内容や料金をしっかり比較して決めましょう。

ふるさと優待

こちらはカタログギフトになります。

カタログの内容3

食品や家電やぬいぐるみ等、100種類以上の商品から選ぶことができます。
魅力的な商品が多く見応えのあるカタログだから人気優待銘柄なのでしょうね。

オリックスの優待廃止について

かなりお得なことから人気優待銘柄のオリックスですが、残念なことに2024年3月の実施分を以て株主優待の廃止が決定しています。

優待廃止後の株価などの予想

優待廃止でまず考えられるのは株価の下落です。
株主優待の人気銘柄は優待の権利落ち後に株価が下がる傾向にあります。また、株主優待廃止が決定したときも同様です。

ですが、オリックスは株主優待廃止決定と同時に2022年3月期の1株あたりの年間配当金を、前回予想より7.6円増配の85.6円とする。2023年3月期の配当予想も同額の1株あたり85.6円、もしくは配当性向33%の金額のうち、どちらか高いほうを採用することを発表、「株主優待廃止後は配当等による利益還元に集約する」というコメントに期待してか、株価が大きく下落することはありませんでした。

優待廃止後も配当金という形で補填されると考えれば、むしろ株価は今後さらに上昇するのではないでしょうか?
しかし忘れてはなりません、オリックスの過去の発言を………

オリックスの株主優待に関する過去の発言

オリックスは優待廃止を発表する3ヶ月前にこのような発言をしています。

「株主優待を株主が増えたから止めるという考えはない」

!?どういうことだってばよ………?
廃止の理由は別にあるからOKということでしょうか?それにしたって止めない発言をした3ヶ月後に止める発言ですから、SNSでは「舌の根も乾かないうちに」などの辛辣なコメントをされていました。もっともなコメントです

廃止後も
「配当等に利益還元すると言ったが、配当に利益還元するとは言っていない」
という手のひら返しがあるかもしれません。警戒が必要です。

嘉太郎の判断

予測がつかないオリックスですが、僕の判断としてはホールドです。
現在2年継続保有しているので2024年のふるさと優待はAコースになります。(3年未満はBコース、3年以上はAコース)
楽しみにしていたAコースをもらわずにはいられない!
そして、優待廃止による配当金への還元の期待と、何よりも結構な含み益がある余裕の3つの理由からホールドを決定しました。

2023年1月6日の株価が2,100円、配当金は1株85.6円を予定しているので利回りは4.07%、配当金だけでも利回りは高水準で、経営的にも長期投資にオススメできる企業だと思います。
来年3月末にもしも暴落が起きても買い増しのチャンスと捉えて、これからも長期保有していこうと考えています。