チョコレート嚢胞手術記録②

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前回の記事の続きです。

手術当日の朝

昨夜は22時まで飲食自由とのことで、21時半くらいまでお菓子とコーヒーを楽しみましたが、それ以降は水やお茶などの透明な飲み物のみ。
それも朝10時まで。
そんなわけで朝食も出ず、一日が始まった気がしないまま時間は過ぎていきます。
8時頃から腸内を空にするため浣腸。
前日の夜に下剤も飲みましたが、緊張のためかすっきりと排泄できませんでした。
しばらく様子をみても出ず。
出た量と普段の排泄パターンを助産師さんに伝えたところ、まあ大丈夫でしょうということになりました。

ナースさんに泣きつく

泣きつく、と言ったら大げさですが、怖いな嫌だな不安だなと思うことを全て助産師さんに聞いてもらいました。
ヴァイ子の不安と助産師さんの回答は以下の通り。

  • 痛みはどんなもの?→傷よりもお腹の中が痛い。人にもよるけど、ズーンとしたものだったりきゅーっとしたものだったり。痛かったらすぐ痛み止めの点滴を入れるから大丈夫。
  • 手術室に入ってからはどんな流れ?→横になって点滴の針が刺さる。そこから麻酔が入ったらもうすぐに寝ちゃう。寝てるうちに手術は終わるよ。
  • 呼吸の管の太さは?歯ぎしりの癖があるけど噛んだりしない?→細いし目が覚めたと同時に抜かれる。歯ぎしりどころか呼吸することも忘れるくらいに寝ちゃうから大丈夫。
  • 手術が終わったらどうやって部屋に帰ってくるの?→部屋のベッドが手術台の横に待機してるから、手術台からベッドに移されてベッドに寝ころがったまま帰ってくるよ。おしっこの管ももう入ってるから明日の朝までベッドの上だよ。
  • 痛くないのは分かったけど、もし痛かったらどうしよう・・・。→すぐに呼んでね。痛み止め入れるから。

細かいことをしつこく質問していましたが、助産師さんは明るく親切に答えてくださいました。
大丈夫大丈夫、アハハ~と笑いながら言ってもらえたので、大したことないんだなと思えます。
「こんなことで怖がってちゃ、お産なんてできませんよねぇ」と自分に呆れちゃっても、「産むのと手術じゃ全然違うわよ!あら、そういえばこの病院って無痛分娩やってたかしら」と励ましてくれます。
助産師さん、寄り添ってくれて元気づけてくれて安心させてくれて、ホントかっこいい・・・!

いよいよ手術室へ

手術の約30分くらい前に手術着と弾性ソックスを装備。
腹腔鏡手術ではエコノミー症候群になる可能性もあるため、弾性ソックスの装備は義務、すなわち購入させられます。とほほ。
弾性ソックス
きゅうきゅうに締め付けるので履きづらいです。あと、やっぱり窮屈です。
見た目もなんだかいかにもこれから手術を受けますって感じで恐怖感が煽られてしまいます。

ちなみに自分で用意するとかなり安上がりだし、好みのものを選ぶことができます。
Amazonにも色んな弾性ソックスが揃っています。
ヴァイ子、病院ではたしか2,000円~3,000円くらいで買ったかも。痛い出費でした。


【一般医療機器】 着圧ソックス メディキュット メディカル むくみ リンパ 弾性ストッキング ひざ下 つま先なし L


スタッフさんの手間にならないよう、眼鏡をはずして裸眼で手術室に向かいます。
視界がぼやけているお陰で現実感が薄れてきます。
そしていよいよ手術室の中へ・・・!
まずは座って最後の体調確認。
ここで産婦人科の助産師さんとはお別れし、手術室の看護師さんに全て誘導してもらうことになりました。
手術室の看護師さんもみんな明るく元気で親しみやすいです。
体調や手術内容の確認後(ついでに恐怖や緊張も伝えました)、看護師さんに連れられて手術台へ行きます。
手術室に手術台、もうドラマでしか見たことない世界です。
・・・が、かなーりカジュアルな空気が流れていました。
居酒屋で流れているような、一昔前のヒット曲が流れていたりします。
元気いっぱいの看護師さんとのおしゃべりのせいもあって、まさに居酒屋にいるような気分になっちゃいます。

さあ、手術だ!

思ったよりも幅の狭い手術台に寝転がります。お行儀良くしてないと落ちちゃいそうです。
さあ、もう私はまな板の上の鯉だ!好きにしてくれい!!と全てを委ねたつもりでいましたが、手術着の下のぱんつは自分で脱ぐよう指示されました。そりゃそうよね。
ここまできてもまだしつこく手術の流れを質問するヴァイ子。

ヴ「これからどうなるんですか?」
看「手の甲に点滴の針を刺して、そこから麻酔のお薬が入りますよー」
ヴ「えーっ!手の甲にですかァ?」
看「ごめんねー、手術の後も手の甲の方が何かと便利なのでー」

手の甲に針を刺したのは幼稚園の頃以来。しかも結構痛くてずっと泣いていた思い出が・・・。
とびびっていましたが、腕に刺されるよりも痛くなかったです。
いや、35年も経ってたら痛みの耐性だってつきますよね。

ヴ「手の甲って痛いと思っていましたが全然痛くないです。上手ですね」
看「アハハ~ありがとうねー。じゃあ麻酔入りますよー。手の先から冷たい感じがして、脇が少しピリピリするかも。ごめんねー」
ヴ「あー、確かに手の先が冷たくなってきました」

・・・。





「お疲れ様でしたー!終わりましたよー!アハハ~」

本当に言われた通りだ!てかあっけない!!

③へ続きます。