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観音下、読めますか?初見で読める方はほぼいないであろう難読地名ですが、この”かながそ”のおすすめレジャーを紹介します。
こんにちは、健康診断の結果がよろしくない(美味しいもの食べ過ぎ)嘉太郎です。
おすすめレジャー紹介とは言いましたが、正直にいうと何も無いというか………何も無いことが売りと言えるくらいの大自然なので景色を眺めることをおすすめします。
とは言え、現代人がそんなことで満足できるはずがありません。ここは町内外には何があるのか、観光スポットを紹介したいと思います。
目次 非表示
観音下に行く目的
まずは、なぜ何も無い観音下に行くのか、理由として考えられるものを二つ紹介します。(念のために言っておきますが、何も無いと何度も言っていますが揶揄するつもりはありません。個人的にはかなり良いところだと思っていますし何度も訪れています。第二の故郷と言っても過言ではありません。)
目的の一つ目はオーベルジュオーフです。
過去の記事
若手料理人が厳選地元食材で作る魅惑のコース料理Auberge “eaufeu”(オーベルジュ オーフ) | ぎゃふべろ雑記 (1122iifuufu.com)
で紹介しましたが、カフェ利用や宿泊もできるレストラン、オーフが目的で観音下に行くという方は多いと思います。
館内にはアート作品が展示されてあり、また屋上テラスでは素晴らしい景色を眺めながらコーヒーなどを楽しむことができます。
目的の二つ目は農口尚彦のぐちなおひこ研究所。「酒造りの神様」の異名を持つ杜氏農口尚彦さんの酒蔵です。
こちらはオーフから徒歩3分ほどの場所にある酒蔵になります。オーフからは見える位置にあるのですが歩いて行くと中々の距離になります。
日本酒の販売をしていますが、支払い方法はクレジット決済のみです。そしてこちらに行く1番の理由は「杜庵」とうあんでしょう。
公式サイトから日本酒の試飲プランを予約できるのですが、これがとてつもなく素晴らしい!
テイスティングルーム杜庵という茶室をイメージした部屋で、お酒の説明を聞きながら5種類のお酒とおつまみを楽しむ「酒事」というおもてなしを体験することができます。
一面ガラス張り、その奥には田園と山が広がっています。撮影時にちょうどサギが田んぼで休んでいました。
嘉太郎が体験した頃は5,000円のプランのみだったのですが、現在(2022年10月)は2,000円と3,500円のプランがあるようです。
これは内容の違いを確認しないといけませんね。(お酒が飲みたいだけです。)
観音下に行かれる方の目的は主にこの二つだと思います。どちらも素晴らしい体験ができるのですが、宿泊だったりバスの待ち時間で、時間が余る可能性があるので周辺の紹介をします。
ちなみにバスは一日四便なので、乗り遅れると大変なことになります。ご注意を!
※追記 バスがなくなることが決定しました。
令和4年11月30日を以て金平~尾小屋は廃線となり、金平以降は乗り合いタクシーを利用することになるようです。
金平から観音下までは約5㎞と結構な距離があるので、さらにアクセスが悪くなってしまいました。
観音下町の観光スポット
オーベルジュオーフは廃校となった小学校をリノベーションした建物で、前にはグラウンドがそのままの姿で残っています。
小学校らしからぬ木造のちょっとおしゃれな建物があるのですが、今時の小学校ってこんなおしゃれなんですか?
画像上部、丘の上にある白い建造物はお酒の貯蔵庫らしいです。あの中に農口尚彦さんの作ったお酒があると思うと…ワクワクしますね!
オーフ正面、道路を越えたところに謎のオブジェ。
周りに説明などはなく、看板が立っていますが山の説明が書いてあります。
観音様でしょうか?古びてはいますが立派な祠です。
オーベルジュオーフから徒歩5分くらい、観音下町内にある小屋です。
棚には観音下で採石された日華石などが置いてあります。遊ぼう屋と書いてあるので遊ぶことが目的の場所だとは思うのですが、正直に言って石遊びと言われても何をすれば良いかよく分かりません。綺麗に成形された日華石を手に取ることができるので、貴重な体験と言えなくもないですね。
空洞の多い石質のためか意外と軽く、扱いやすそうです。
周辺には
採石跡でしょうか?近くで見ようとしましたが…
危なそうですね。後に紹介しますが採石跡を見られるスポットは用意されているので、そちらで見るようにしましょう。
他にも
湧き水がありました。綺麗な水でしたが飲むのは勇気がいりますね…
石と遊ぼう屋から少し山側に歩くと
イギリス人アート作家の作品があるようです。
道と書いてありますが…
舗装されてませんし、画像では分かりづらいかもしれませんが、かなりの急斜面です。
嘉太郎は帰り道で転びそうになったので注意です。ローファーを履いてくるような場所ではありません。
少し登ると
怖い怖い!間違えると遭難する系の分かれ道ですやん。
正解は左です。ちなみに右に行ってもすぐに舗装されたアスファルトに出られるので遭難の心配は無いと思います。
看板から2分ほど歩くと
作品の説明パネルがあります。ジュリー・ブルークという方が2019年に作ったとのこと。
その作品がこちらです!
パネルを見る限り作品の石階段もかなりの大きさだとは思うのですが、圧倒的石壁!遠近感が狂いそうなスケールの石壁が広がっています。石壁の断面のインパクトが強すぎて圧倒されます。さらによく見ると
画像中央、石壁に平成元年と書いてあります。かなり高い位置にありますが33年前はあそこで作業をしていたのでしょうか?木の年輪に年月を感じることはあっても、石の層に歴史を感じるとは思いませんでした。さすが日本遺産。
こちらは番外編になります。場所は観音下町から3㎞ほど下手に降りた布橋町にある滝です。
川の水が十二本に分かれて流れているので十二ヶ滝という名がついたようです。
桜の季節や5月には滝の上に鯉のぼりが設置され、大勢の方が観光に訪れます。
近づくと結構なインパクト。
これは確実にマイナスイオンがでてますね。身体が綺麗になり活力が溢れ寿命が延び脳がリフレッシュされ生物としてワンランク上のステージに上がった気がします。嘘です。
この布橋町から山手の地域を”西尾”と呼ぶそうで、この十二ヶ滝は西尾八景になっています。
車で行く際には八景巡りも良さそうですね。
十二ヶ滝は人気スポットで毎年夏には大勢の方が訪れるのですが、飛び込みなどにより事故も起きているようです、何事も安全にルールを守って楽しまなくてはいけませんね。
以上、観音下町周辺の観光スポットでした。
名所と呼ばれるような華やかな観光スポットはありませんが、だからこそ静かにゆったりと楽しむのも、優雅な大人の余暇のようで良いのではないでしょうか。