下垂体性PRL分泌亢進症(プロラクチノーマ)治療記1年目と今後について

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早いものでプロラクチノーマと診断されて1年が経ちました。
診断された当時は自分にとって未知の病気で男性の治療記などの情報も見つからず、今後の人生がどうなっていくのか不安しかありませんでした。
今となっては
「週に1回薬を飲んで、たまに病院行くだけやん、楽勝よ♪」
慣れると人間はこうも変わるものなのか、もう少し病人の自覚を持ったほうが良いかもしれません。

どうも、迂闊な嘉太郎です。
今回は1年目の治療と今後の治療についてのまとめです。

前回の記事
下垂体性PRL分泌亢進症(プロラクチノーマ)治療記とMRI検査について | ぎゃふべろ雑記 (1122iifuufu.com)

プロラクチノーマについておさらい

ザックリとしたおさらいですので詳しくは過去の記事を読んで頂けると幸いです。
下垂体性PRL分泌亢進症(プロラクチノーマ)とは | ぎゃふべろ雑記 (1122iifuufu.com)

プロラクチノーマとはプロラクチンというホルモンが異常分泌される病気です。
原因としては、脳下垂体にできた腫瘍によりホルモンの産生が促され、プロラクチンの値が高くなるというものです。

このプロラクチンとは、女性が妊娠時に母乳を産生したり、さらに妊娠してしまわないために身体を整える役割があるようです。
なので、男性や妊娠していない女性のプロラクチンの値が高いと不妊の原因となってしまいます。

プロラクチノーマの男女比は
男性1:3.6女性
となっており、そもそもの症例がそれほど多くないこともあり男性の症例はかなり少ないようです。

治療については、腫瘍が大きかった場合などの特殊な例での外科手術を除けば投薬治療が一般的であり、治療に掛かる負担は少ないと言えるでしょう。
治療費に関してもプロラクチノーマは難病指定されているので、難病申請を行えば負担額が少なくなります。

嘉太郎のプロラクチノーマ治療記まとめ

検査でとても忙しい発覚時

エコー検査(イラストや)

基本的には健康診断や性病検査などの血液検査でプロラクチンが異常値を示し、病気が発覚することが多いと思います。
こうなると大忙しです。
精密な数値を計るための「安静採血」
腫瘍を確認するための「MRI検査」
視野狭窄がないか確認のための「視野検査」
と、各種検査を行わなければいけません。

当時、社畜真っ只中で有休消化のために土日出勤を行っていた僕にとっては死活問題で、病気に対しても半信半疑だったため「こんなことで休んでられるかよ、勘弁してくれ」と思いながら検査を受けていました。

投薬治療が始まってからの半年

カベルゴリン錠と乾燥剤

投薬治療が始まるのですが、週に1回就寝前に飲むだけなのでイージーモードです。
さらに薬が効いてプロラクチンの値がみるみる下がり、すぐに治るんじゃないかと期待に胸が躍ります。なんなら実際に小躍りした気がします。

この頃の注意点というか僕がした失敗はと言うと、処方箋の薬を受け取りにいくのを忘れたことです。
知らない人からすればなんだそんなことという感じですが(僕のことです)処方箋には受取期限が4日と定められており、期限を過ぎると薬が貰えません。
そうなるとどうしなければいけないか、新たに処方箋を発行して貰わないといけないのです。
病院に連絡して担当医に処方箋を発行してもらい、受け取りにいかなければならない。
通っている病院との距離にもよりますが結構な手間になりますよね。
この処方箋の制度について詳しくは知らないのですが、マイナンバーカードを利用するなどの方法で受取期限の廃止という方向でぜひ”検討”していただきたいものです。

半年~1年(停滞期)

良い調子で下がっていたプロラクチンもこの頃になると停滞してきました。
MRIも2回ありましたが変化はあまり見られなかったようです。
通院の頻度は2~3ヶ月に1回とかなり減ってくるので、普通の生活と変わらなくなってきました。

あと少しというところで正常値には至らず、もどかしい日々が続きますが、ぶっちゃけこの生活にも慣れてきたのでそれほど苦ではありません。
血液検査が苦手なのですが少し慣れてきましたし、こまめに健康診断を受けて医師に体調管理のアドバイスを貰える機会があることを考えると「負担額も少ないし、これはお得なのでは?」とさえ思えてきました。そもそも通院しないに越したことはないのですが

二年目の治療方針

MRIの結果「腫瘍が小さくなったと思われる」というような診断がつきました。
担当医からも「元々が小さかったのでこんな表現しか出来ないんでしょうねぇ、早期発見出来て本当に運が良かったですよ。」とヨイショされました。
ヴァイ子の体外受精でもそうですが、お医者さんは人柄が良いというか、おだてるのが上手ですよね。

これからは3ヶ月に一回の診察、年1回のMRIで様子を見ていくことに決まりました。
治りきらないことに対して別のアクションがあるわけでもないのでモヤモヤしますが、病気との付き合いとはこういうものなのだろうと割り切って、これからも治療に励んでいきます。

番外編・血液検査の結果

担当医「嘉太郎さん、尿酸値が高くなってきましたね。現在8.8なんですが9を超えると指導しないといけなくなるので気を付けてくださいね。」
まさかの自体に、横から体当たりをかまされた気分です。
僕、お酒飲めなくなってしまうん?

細胞が壊れると(腫瘍が小さくなると)尿酸が増える

エネルギー代謝や細胞が壊れることで体内に尿酸が発生するようで、プロラクチノーマの治療をしていると尿酸が高くなる特徴があるようです。

なんだ良かった、お酒の飲み過ぎとかじゃないんだな
担当医「でも嘉太郎さんは尿酸値が高くなるほど腫瘍が大きくなかったので、食生活の改善を考えないといけませんね」
やっぱり酒が原因やないかーい!

というわけで
公開時期未定!嘉太郎の闘病~痛風編~
ご期待ください。